6 月 03 2022
弟子達&生徒達から最高のサプライズ!
気が付けば60歳!! (*_*;
そうです世間で言う還暦です。
今年も普段と何ら変わらない誕生日となるはずでした。
と言ってもやはり還暦なので、
普段とは少しだけ違い子供達が考えてくれたご馳走を食べに
河原町へお出かけする予定だけでした。
お出かけを楽しみに午後からも気合いを入れていたのですが・・
勉強会後、いつまで経ってもワークショップが終わらない。
もちろんそんなはずもなく、疲れている身体にはそんな風に感じました。
しかし何かいつもと違う?
生徒は一向に減らず疑心暗鬼になって行きます。
今日は何人診なければいけないの?
本来ならばもう終わってるはずなのに? えっ? まだしてなかったの?
君は2回目? なんで遠方組が帰らないの? おいおい新幹線大丈夫か?
などなどと、疲れが色々なことを想像させます。
一向に部屋の人数は減って行きません。
そうこうしていると、
「先生お疲れ様でしたー。」
「よっしゃ、終わった~。 あれ? 彼が最後か? 大海君はまだ診てないぞ?」
と心の中で叫ぶや否や、みんなが一斉にガヤガヤガヤ。
その頃入り口付近では怪しい弟子達が虎視眈々と、
そして二人がバラで顔を隠して
誰かが僕の方へ徐々に近づいて来きます。
でも、まだ僕は気付かなくて、
何気なく振り返ると、
「先生、還暦おめでとうございま~す!!」
へっ、何? 誰が? 一時停止状態の頭がポカ~ン。
あっ!!そや俺、今日誕生日やん!
思わず差し出された60本の大量バラを受け取っていました。
このバラは生徒達からのプレゼントだと後から聞きました。
皆さんありがとうございました。
サプライズのバラと同じぐらい今日来る予定になかった二人、
(神奈川県と三重県の弟子)の顔に驚かされ、
お祝いの為だけに来てくれたとの事で
思わず僕は彼らに、
「お前ら何しに来たんや? どこにいたんや?
何で勉強せえへんかってん? 勿体ないやん!!」
と、照れくささを隠すために叫んでいました。
もちろん全員が大爆笑!
僕に見つかることは許されない為、
昼から他の弟子の車の中で暑い中、
エンジンも掛けず隠れて待機していたそうです。
神奈川の弟子なんて腰椎2か所ヘルニアを持ち。
僕が普通にカイロプラクティックの仕事ができるまで回復させた責任上、
バラをいただいた感謝より、こいつ明日大丈夫か?
重いバラを抱えて、どこで時間潰してたん?
なんて考えてしまいました。
今回の催しは僕の知らないところで昨年から計画されていたとか。
昨年の段階でメジャーホテルを予約して盛大に行う予定を計画していたそうで。
しかし、僕が新学期早々に、
「まだコロナ禍が続くので患者さんに迷惑はかけれないので、
今年度もバーベキューも忘年会もしません!!」
その結果、ホテルでも祝賀行事など僕が認めるはずもなく
一瞬にして予定が白紙になり急遽作戦を変更したと聞きました。
弟子達と長年勉強している生徒達で色々案を練ってくれてたみたいです。
考えてくれた彼らは当初の予定より大きく変わり勉強会後の催しになったことを
悔やんでいた様でしたが、
僕にしてみれば思ってもみなかった事でもあり、
何よりも皆の優しさや思いやりに胸が熱くなり、
心のこもった温かい催しで
僕にとってはこの上ない幸せな時間を与えてくれました。
僕は日頃から高感度100%などありえない!
人に好かれ様とする八方美人的な生き方より、
僕の行いが好きだと共感してくれる人とだけ一緒に歩んで行けば良い。
そしてそれが現実となり今日まで来ました。
だからそんな僕みたいな勝手もんが、
こんなに大勢の方から祝福を受けることができるなんて考えてもおらず
まさに僕にとって最高のサプライズとなりました。
弟子&生徒代表の新村君より重い花束を受け取り
僕は喜びに浸って感無量。(背中も疲れて曲がってます!)
いつもの突っ込みも何処へやら。
次の刺客(笑)岡山県の増田君が何やら包みを破って
箱から赤色の物を取り出して、
アッ!いわゆる還暦スタイルの例のもの?
広げたものはアッサリ僕の考えを却下。それは、
真っ赤に光る闘魂ガウンでした。
何でアントニオ猪木やねん?
はい!出来上がりです(泣)
増田君は紳士服オーダーメイド採寸人の様に
繊細に手際良く、
「こいつ、なかなか手際良いぞ(笑)!」と、感心してる間に
仕上げてくれました。なかなかの気遣い(笑)
喜んで良いのか?どうだか分かりませんが、
僕に100%合った還暦コスチューム(笑)。
他のD.C.なら「このような場で!」と怒って絶対に着ないでしょう。
ところが僕は普通のD.C.とはレベルが違いますから(笑)
空気は人一倍読めるし、面白いことはカイロより大好き!
後々この写真を話のネタに患者さんに受付が見せると
患者さんは大笑いをし見た人が必ず
「先生、沢山の人に好かれたはるんやね~」
と言われるそうです。ありがたいことです。
着付けしてくれているその瞬間も、
これで皆が大笑いして記憶に残ってくれれば嬉しいな!と思っていました。
しかしまさか格闘家憧れのアントニオ猪木のガウンを60歳で着るなんて。
思ってもみなかったわ!(笑)
増田君一歩引いて見るなよ~、お前が着せたんやろー!(笑)
生徒達にも大ウケ!!笑い過ぎやろー!!
大海君マスク越しに笑うなー!(笑)
将来君らがどんな偉い先生になったとしても
絶対に俺が同じものを着せたるからなー!!
偉くなり過ぎたら息子が法的処置をとっても着せたるからなー!
昔の大阪プロレスのえべっさんあたりを?(笑)
しかしイベントはこれで終わりではありません。
流石やります僕の弟子達!
僕が着けたあだ名の
「先輩の様な後輩の佐々木君」に促され行儀よく椅子に座らされます。
そうですお祝いレターの始まりです。
突然目の前には師匠塩川先生が。
思わず姿勢を正し緊張が走ります。
みんなも静まり返りお祝いの言葉に耳を傾けています。
そしてもう一人の恩師上村先生が。
恩師と言うより口答えできない厳しい兄貴というような存在。
実はかなり口答えしてしまいますが(笑)。
アイオワで初めて会った時の事は今でも強烈な印象に残ってます。
色々な沢山の思い出話に感謝します。
しかし、何を話し出されるのか緊張が続きます(笑)
そして、やんちゃな後輩井上君が
無理やり探した僕の良い所を話してくれます。 ホント良い後輩です (笑)
もちろん雅士君も松野君も嬉しいメッセージをくれています。
出逢った頃の雅士君は幼稚園児。
そして出会った頃の松野君は、今の僕の息子よりもずっと若かった20歳過ぎ。
しみじみと時の流れの速さに驚かさます。
皆様お忙しいのにビデオレターに快く協力していただきありがとうございました。
D.C.達に連絡してくれた弟子にも感謝します。
この写真は往年のプロレスラー引退試合後になってますね。
分かりますこの疲れ切った表情。(引退試合なのに負けたみたいですね?)
でも、引退はまだまだ先に置いておいて、
これからも精進して参りますのでよろしくお願いいたします。
生徒の皆さんと記念撮影出来なかったのは、
こちらの落ち度で申し訳なかったと反省しております。
ところで、さっきも書いたように、
自分が信じたことをこつこつとやって来たら
気が付けばここまで来れました。
世の中にもっと好かれる生き方も、
有名になる治療家の生き方もあったと思います。
けれど僕には興味が湧きません。と言うのも
20代前半柔整鍼灸の資格を持っていても患者一人の腰痛も根治出来ない!
先輩達曰く「有する免許は嘘ばかりのレセプトと不正請求する為の免罪符」
そんな恥ずかしくて悔しい思いの時にカイロプラクティックを知った。
「努力すれば嘘をつかず自分の手だけで患者を治せる!」
38年前の初心を貫きそして恩師たちの助けがあり今が存在します。
その一途な思いが人との軋轢や不器用な生き方をさせてしまいます。
しかし今日はそんな生き方が間違っていなかったと思える一日になりました。
「どれくらい嬉しい?」と尋ねられたら?
きっと、学生時代に初めてニーチェストでD1PRSが入った時と同じくらい?
と、答えるでしょう。
イベントは一段落。
そして次は家族のイベントです。
と言っても、
子供達が僕の健康を考えお祝いに薬膳中華をご馳走 (・∀・)イイネ!!。
古民家の離れの個室を探してくれていました。
僕が日頃からうるさく言っていたので
感染予防のリスク軽減の為に個室は外せなかったと言ってました。
さすがに我が家の子供達!
そこでもまた面白いエピソードがありました。
料理も終盤に差し掛かり子供達がおもむろに
例の還暦コスチュームを僕に着させます。
ダベンポートの思い出で中華料理のお供と言えば青島ビール。
この日も日頃飲まない僕もついつい飲んでしまいほろ酔い気分。
還暦を受け入れ誰がまともに着てやるものか!と、
グリーンベレー風に帽子をかぶりハイポーズ。
お給仕のお姉さんは僕の姿を見て、なんと・・・
「素敵な民族衣装ですね!!」
家族一同「・・・大爆笑!」
真剣に彼女は僕が外国人だと思っていた様で。
ボールヘッド男がそれも高級中華料理店へ
短パン、Tシャツ、派手なスニーカー、そして特大のダイバーズウォッチ。
(前回説明しましたね!
スキューバダイビングではないですよサザエ取りですよ!)(笑)
この季節には早い僕のいでたちは不変のダベンポートスタイル?
田舎のアメリカ人風。
とてもとても日本人の分別のある大人には見えなかったのでしょう。
しかしこの容姿のお陰で絡まれたことはないんです。
それに朝からずっと動き詰めで疲れていた体にビールが良く効き
明るい僕がより明るく!子供達からのおもてなしにテンションも高く、
そら~外国人に間違われるわな!
そして開けて誕生日当日。
午前中に患者さん達からお花をいただき、
また別の患者さんはバラの花束と僕の好物をわざわざ持ってきてくれました。
60本が90本に。
その勢いで還暦仕様に治療室の衣替え。
誕生日を機会にガンステッド3点セットも真っ赤なものに新調!
目が痛い超RED!!
眼科医の患者さんが「目には前の色の方が良いですね!」と、言われました。
が、しかし忖度できない僕なのです。
癒しよりも治すことで勝負していますからご勘弁を!(笑)
そして気が付けば23時50分!
家内が「アッそう! お誕生日のケーキをまだ食べてない!」
そら大変や! と、二人で用意し、
ドタバタしながらのお誕生日ケーキも終えて
二日間に渡る楽しいイベントは無事終了!!
今年の誕生日は最高のものになり、
沢山の方々がお祝いして下さり感謝しております。
本当にありがとうございました。
この思いを少しづつ還元して行きたいと思っております。
世の中で一番気の付かなかった弟子達が、
最高のサプライズを僕にしてくれました。
今度は彼らが「良い師匠を持ったね!」と憧れられる様
まだまだ努力したいと思います。
ありがとう。
では。