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5 月 19 2022

昔の楽しい時間

Published by admin under おしらせ

先週、伯父の葬儀参列の為、田舎に帰省しました。

患者さんに迷惑を掛けてしまいましたが、

無事に伯父を見送ることが出来、

休む事を許してくれた方達には

感謝しかありません。

 

私事になりますが、

物心ついた時より父だけが家族だった為、

夏休みになると今回他界した伯父宅で過ごしていました。

僕は従弟と遊べるので幼稚園の時から毎年楽しみでした。

小学生の頃は7月20日夏休みになったその夜中に

父の運転で能登半島の先端近くまで

8時間かけて送ってもらっていました。

50年以上前の話ですからねー、北陸自動車などないない!!

 

お盆の頃までそこで過ごし

帰りはばあちゃんが従弟と一緒に京都まで連れて来てくれます。

これが中濱家の恒例行事!10年以上続きました。

幼稚園の頃からなので

泳ぎも地元の漁師の子供達と遊びながらいつの間にか…水泳教室なんて無縁!

小学校3年生ごろになると従弟やその友人たちと

サザエ捕りでお小遣いを得ていました。

すべて漁師の子供達ですからもちろん合法です(笑)。

街から来た京都弁を話す子供に漁師のおじさん達は興味を持ち

そこに20日間もいるので地元の子供同様の扱いで

漁師のおじさん達は、

「ひでひこ、あっちの方が大きいサザエがおるぞ~」なんて、

とてつもなく深い場所を教えてくれ、

死ぬほど怖い思いをしてサザエを捕ったこともありました。

ちなみに僕はバイリンガルで英語より能登弁の方が達者です。(笑)

 

従弟やその友達は漁師の子供ですから体力は半端なく

毎朝9時頃から海水浴?漁?が始まり、昼頃まで潜り続けます。

4年生の小学生がですよ?

そして昼過ぎに一度解散帰宅。

ご飯を食べ終わるや否やにスイカ丸ごと一玉を持って現地堤防へ。

そして海水浴?漁?が夕方3時ごろまで続きます。

体力のある漁師の子供達でさえ

顔は白く唇は黒く、寒さで小刻みに身体は震え、

長時間の水中メガネ使用で目がぎょろっと。

スノーケルの使い方が下手でお腹は塩水で満杯。

解散時にはみんな口をそろえてまた明日な~。

と言って別れるのですが、

1時間もすれば子供達は町の商店に集合し

サザエを捕った収益で好きな物を食べたりしてました。

今の時代では親も厳しく例え田舎でも許されないでしょうし、

この年になるとナント過酷で危険な行為だったとちょっと怖くなります。

なんせ漁師の子供は低学年でさえ数キロを平気で泳ぎ、

足ひれを付け4~5mを一気に潜っていましたからね。

4年生の僕には到底ムリムリ

 

  

あれから50年以上が経ち

僕を鍛えてくれた伯父が亡くなり寂しくてなりません。

子どもの頃に遊んだ友人達も漁師にはなっておらず

特に従弟などはやはり漁師を継がず海上保安庁の署長となり、

能登半島エリアの安全を守るために頑張っています。

 

 

 

 

従弟自宅から車で10分ほどところに

観光名所の見附島(通称軍艦島)があります。

この景色はTVで見たことあるのでは?

ゴールデンウイーク明けの早朝ということで観光客はゼロ~。

 

 

 

見附島の対岸には富山県の立山連峰が見えます。

船の向こうに写るのがそれです。

凄く奇麗で肉眼ならもう少しはっきりと見えてたので残念!!

 

弾丸の2日間で体力的にはきつかったけれど、

伯父との思い出の場所をめぐり心穏やかな良い追悼ができました。

今回の里帰り?で思ったことは

やっぱり僕は京都より能登の方が合っていて

そちらの方がアイオワに住んでいた時の様に

心を穏やかにさせてくれます。

 

 

京都のゴールデンウイーク中でも

タイミングによっては観光客がいない時も。

ただ、能登とは大違いで時間も日にちも選ばなくてはなりません。

 

運が良いとまるで時代劇の中に紛れ込んだような

風景に浸ることも可能です。

 

   

 

凄く優雅で時間が止まった様に感じられますが、

それは人がいない時だけの限定です。

観光客が現れると商魂たくましい人達が、

優雅さを蹴散らす勢いで嘘くさい京都弁で中国製を売りまくります。

極めつけは良い雰囲気の人力車。

すれ違うタイミングで人力車を引く人の標準語が大きく響いてきて...。

おいおい!ここ京都ちゃうんかい! 京都人ちゃうんかい! 誰やねん?

 

観光地で生活する者のアドバイスとしては、

京都はテレビで満喫するもの。

どうしても本当に京都を満喫したいのであれば・・・

人の来ないシーズンを選ぶこと。

狭間のシーズンを!

そして京都を知ったかぶりをしていると

似非京都弁の似非京都人に「ぼられますよ~」。

これ100%京都人の意見(笑)。

あっ、観光資源の京都なのにこれは失言!

 

 

 

今回の田舎行きはビートルです。

他の車は帯に短したすきに長しの物ばかりで使い物にならなくて。

家内のビートルなら良く走るし、静かだし、燃費も良い。

二人なら十分な広さで荷物も載せ放題。

そろそろこれも10年が経とうとしていますが(笑)、

あまり出番がなく近距離走行ばかりでまだ3万km過ぎたところ。

友人に貰ったゴルフカブリオレ同様に

僕らが生きているうちに10万km走行は無理でしょうね!

 

 

ちなみに僕のも20年経ちますが走行距離は僕の方が少なく

家内の車同様に無事故車なんですよ。何の自慢やねん(笑)

まぁ、どうでもいい話!

 

子どもの頃の、

も出来なかった自分を思ださせてくれた伯父に感謝で

今僕にできることを悔いのないようにやろうと思います。

 

 

 

 

では。

 

 

 

 

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